UPZ議員研究会 総会 議事録
- upzkenkyu
- 2022年3月22日
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UPZ議員研究会 総会 議事録
日時:2022年3月20日(日)14:00 ~ 16:40
場所:見附市中央公民館
参加者:正会員25名 オブザーバー会員3名 会員計28名 市民6名(マスコミ1名)
司会/全般説明 : 関 貴志 事務局長(長岡市議)
第一部 総会 14:00~14:50
1、会長挨拶(関 三郎 見附市議)
2年間、コロナウイルス感染症に翻弄された。人災とも言えるロシアによるウクライナ侵攻、原発の制圧など、何が起こるかわからない。
この間、住民説明会、住民アンケート、島根原発視察などを行い、自治体要請への準備と研究、情報収集を行ってきた。
何としてでも、事前了解権を含む、新安全協定締結の実現を目指して参りたい。
2、報告事項
(1)クラウドファンディング(CF)の経緯 【関事務局長 報告】
CFの考え方についての説明
この間の経緯、現在までの進捗状況について説明
ようやくCF開始の見込みがたった。今後は細かい詰めの協議が必要
(2)CFのストーリー(HP) 【平良木 情報発信副部会長(上越市議)】
作成した平良木副部会長より、プロジェクターを使用し説明があった。
3、協議事項
(1)CFの開催時期について
実施に向けて更に準備を進めることとする。
募集時期は首長要請時期とできるだけ整合性を取っていくこととする。
CFについては、知事選前であっても後であっても、大きな影響があるものではないとの説明に対し、異論は出なかった。
(2)首長への要請時期について
知事選前と後のどちらが望ましいか、効果的か、参加会員に意見を求めた。
挙手による多数決を取ったところ、知事選前が良い9人、知事選後が良い15人
判断について、正副会長に一任で異議なし。
→総会終了後に臨時役員会を開催し、正副会長判断により知事選後に決定。また、それに伴って4月24日にCFの決起集会を開催できるよう調整に入ることも決定
知事選前が良いという意見では、ウクライナ情勢(原発への危険な攻撃)など新たな局面が出てきており、原発の危険性について、知事選を機にきちんと県民に説明した方が良いのではないか、とういうものがあった。
4、その他
本日配布された名簿及び今後の更新(新会員の追加等)について、事務局佐藤から説明とお願いをした。
第二部 市民報告会 15:00~16:40
1、会長挨拶(関 三郎 見附市議)
当会の設立以降、自治体首長、東京電力ホールディングスとも面談を行ってきた。また、UPZ圏内の全ての自治体で住民説明会を行なってきた。
原発周辺住民の意識調査のためのアンケートを行い、住民の安全を優先する事前了解権についても、一定程度以上の理解があることを確認できた。
現在はCFの準備を行っているが、今後、協定書締結に向けた自治体への要請行動を行っていく。
住民の生命と財産を守るという当会の目標に向かって、これまで以上に精力的に活動していくので、ご理解とご支援をお願いしたい。
【補足:関事務局長】
当会は原発の是非、再稼働の是非を問うものではない。従って、協定書を締結以降にそれぞれの自治体が原発再稼働に対して、賛成、反対のどちらに回っても当会として意義を唱えるものではない。
2、活動報告
(1)アンケート調査
アンケート部会の長谷川 小千谷市議がスライドを使用して、アンケート調査結果の概要を説明した。
(2)島根原発周辺自治体への視察
牧田副会長(上越市議)がスライドを使用して、視察報告を行った。
牧田~安全協定に関しては、島根県は先進的である。UPZ自治体の取り組みや認識は、新潟県よりレベルが高いと感じた。
(3)CFについて
①関 事務局長
経過と取り組みについての概要を説明。
事前了解権を有する新安全協定PRのために、新潟日報に掲載する意見広告の財源を確保するための取り組みである。
新聞1/3(下段)スペースで約180万円かかる。(130万円の掲載料とプロによる作成料を含む)仮に1口2,000円とすればなら900人の協力が目安となる。
多くの市民、住民の皆様からご協力をお願いしたい。
②平良木 情報発信副部会長(上越市議)
ストーリー(ホームページ)内容について、作成をされた平良木副部会長より、プロジェクターを使用して、説明を行った。
3、茨城大学 原口教授からのコメント
リモートでの参加により、当会が取り組んだ住民アンケートに対する論評、島根視察(島根原発を巡る事前了解権の取り組みと課題)への見解など、約20分間の講演をいただいた。
【原口教授からの要点・まとめ】
実施したアンケートの結果は、重大な根拠となる。
何をもって事前了解とするかが重要な道筋となってくるが、最終的には実効性ある避難計画と再稼働に対する住民理解の必要性をお示ししながら首長への事前了解の要請を行っていくことが必要である。
4、質疑応答、意見交換
市民、会員、計8人から質問と意見が出された。
主な質問内容
島根の事前了解権との違いについて
どこの範囲が事前了解権なのか、その点がわかりづらいので整理する必要がある。その上で賛成、反対の運動をしていけば良い。
住民理解についての考え方。どこまでが住民理解なのか。市民、行政、事業者など立場も違いがあり、何をもって理解が得られたかを判断するのが難しい。
実効性ある避難計画の実効性をどこで判断するのか。
コロナウイルス感染対策、避難時の自動車の問題、積雪時の問題について。
身体の不自由な人の避難、受け入れ先、病院のマッチングについて。
避難計画を何故、国が指導しないのか。何故、屋内退避に至ったのは何故か。
原発緊急時の対応にあたる自治体職員の問題。
5、閉会挨拶
太田副会長(十日町市議)の挨拶により閉会となった。
いよいよクラウドファンディングも見えてきた。住民一人一人の命と財産を守るために新たな安全協定を結ぶという、その目標のために、今後も活動していくのでご支援よろしくお願いいたします。
【作成:事務局 佐藤(柏崎市議)】
【一部修正:事務局 関 (長岡市議)】
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